DELICATE CARE LAB.

COLUMN

ローションとの違い

潤滑ゼリーとローションは違うんですか?

近年、ボディ用のローションをSEXに使用してもいいですか? という問い合わせが増加していますが、SEXには潤滑ゼリー「リューブゼリー」を使用してくださいとお願いしております。
リューブゼリーは、うるおい不足が原因で、セックスにためらいがある方の不安を軽減するデリケート部専用の潤滑ゼリーです。うるおいを補充し、ふたりの「ふれあい」をやさしくサポートします。女性はもちろん、男性局部の必要な部位に塗布してお使いください。
コンドームの併用も問題ございません。

市販のボディ用ローションは、肌と肌の摩擦を想定した設計のため、かなり厚みとヌメリが強く処方されています。性交での粘膜どうしの摩擦には、滑りが強すぎる、水では落ちにくい、粘膜への使用は避けたい成分が入っているなど、使用感や安全性に不安を感じるものがあります。ボディローションという定義や認識も曖昧なため、メーカーによってはSEXに使用できると表現しているものがありますが、SEXには潤滑ゼリーの使用を強くおすすめします。

挿入前は適度な粘度でぬりやすく、腟内に入るとpHで自然なサラサラな潤いに変化します。

使用前

使用後

※写真はイメージ

ボディ用ローションがSEXに適さない理由をもう少し詳しく説明すると、

  • ヌメリが強く洗い流しにくい成分のため、腟に入るとなかなか出てこないため、腟の自浄作用の弊害が考えられます。
  • メーカーによっては強い防腐剤が入っており、膣を守る常在菌(デーデルライン桿菌)が減少してしまう。
  • ボディローションらしいヌメリを出すため、粘膜に対しては刺激や水分を奪う特性が不安なポリアクリル酸を使用しているケースが多い。
  • 粘膜どうしの摩擦にはヌメリが強すぎ、性感が低下する可能性。
  • 皮膚には影響無くても膣や粘膜は体内への吸収が高く、粘膜に触れる可能性のある成分には、特別な配慮が必要となります。

ジェクスでは、ボディローションでも粘膜に触れる可能性を考慮した処方と、粘膜への安全性を考慮した外部試験を実施しております。
また、使用シーンに応じ、肌と肌(ボディローション)・肌と粘膜(マスターベーション)・粘膜と粘膜(SEX)・粘膜と対物(医療用)など、医療機器であるコンドーム用のゼリーで培ったノウハウで、自信のある製品を研究開発しております。