ジェクス株式会社

EDは、性機能障害の一部です。

ectile dysfunction)を表す英語の略語で、「性交時に有効な勃起が得られないために満足な性交ができない状態」「通常性交のチャンスの75%以上で性交ができない状態」(日本性機能学会の定義)のことです。
EDは一般によく言われる性機能障害そのものではなく、あくまでもその一部です。性機能障害とは、性欲障害、勃起障害、射精障害、オーガズム障害…など、正常な性行為を妨げている病状を総称する言葉で、日本性機能学会では「性欲、勃起、性交、オーガズム、射精のいずれか一つ以上欠けるかもしくは不十分なもの」と定義しています。
勃起、オーガズム、射精などはそれぞれ別のメカニズムで起きていますので、治療法も変わってきます。

EDはごく一般的な病気です。

EDで悩んでいる方にぜひとも知っていただきたいのは「EDとは決して特殊な病気ではない」ということです。
1998年の日本性科学情報センターの疫学的調査によれば、わが国31歳~79歳の男性のうち、完全なED患者は260万人、中等度は870万人と、計1130万人にも上っています。ここには軽度のEDの人を含んでいません。それでもこの年齢層の男性5人に1人弱(約17%)の人がEDだと言えるのです。
今や国民病と言われる「糖尿病」の患者が女性を含め、さらに予備軍を含めても1370万人であることを思うと、いかに多くの人がEDで悩んでいるかが分かります。あなただけではないのです。
EDは特殊な病気ではありません。風邪や歯痛と同じように、だれもが罹る可能性のあるありふれた病気なのです。
現代病の代表の一つであるうつ病が「心の風邪」と言われているように、EDは「性器の風邪」のようなものだと思ってください。
風邪を引いたら気軽に病院に行きますよね。でも、EDだと病院を訪れる人が一気に減ります。アメリカのような開放的な国でも医療機関を訪れる人は15%程度。日本では4.8%しか病院を訪れていません。最大の理由は「恥ずかしいから」だと言います。
これはとても残念なことです。
EDはありふれた病気であり、きちんと治療すればほとんどが快方に向かい正常な性生活による豊かな人生が可能になるのに、恥ずかしいからという理由だけでそのままにしてあるなんて。

EDが最も多い年齢層は?

特に若い人に知っていただきたいことがあります。EDは高齢者の病気ではなく、若い人にも一般的な病気だということです。というよりも、若い人に多い病気と言っても過言ではないのです。実はEDが多い年齢層には2つの山があります。第1の山は50歳代~60歳代で、もう1つの山が20歳代~30歳代なのです。
第1の山に相当する高齢の方に知っていただきたいのは、私たちの性生活には何歳までという制限がない点です。「歳だから仕方がない……」。そう思っていませんか?
確かにセックスは「いつまでもし続けなければならないもの」ではありませんし、肉体の老化や性機能の衰え具合には個人差があります。でも、基本的に「希望すれば何歳でも性生活は可能」なのです。あのチャップリンも80歳を過ぎてから子供を作りました。
何歳になっても、セックスをしたいのに勃起が不十分で困っている人はすべてEDと言ってよく、普通の病気と同じように治療を受ければ症状が好転する病気です。決して不治の病でもなければ、難病でもありません。もっと気楽に、人生を楽しむ視点からEDを見直してみませんか。

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